IRONMAN JAPAN South Hokkaido アイアンマンジャパン みなみ北海道
開催日:2024年9月15日(日)
北海道北斗市・木古内町
距離:Swim3.8Km Bike180.2Km Run42.2Km (ロングディスタンス)
今回日本では9年ぶりのフルディスタンス(ロング)開催となったアイアンマン。前回は同じく北海道の洞爺湖、アイアンマンのミドルディスタンスはちょこちょこ開催はしています。私シノハラもミドルのアイアンマンは2回完走しています。まだロングのアイアンマンにはなっていないので、今回アイアンマンになるべくエントリーを決めました。トライアスロンをやっていればアイアンマンは憧れますよね。
初開催地!北海道北斗市、木古内町へ車で向かうw
開催地が北海道函館の隣町である北斗市と木古内町で行われました。初開催地ということもあり関係者スタッフ準備は相当大変だったんではないでしょうか。本当にありがとうございました。
私はお客さんからハイエースをお借りして、お客様のバイク5台積み込んでひとりで木曜日に車で出発。東北道で青森まで、青森からはフェリーで函館まで、いきなり渋滞もあり青森まで13時間くらいかな?長距離運転は慣れていますがまぁまぁ遠いですね。
今回は会場が宿泊地である函館駅からかなり離れており、受付会場やスタート、ゴールもバラバラなので、車は必要ですね。(自走で回っている方は5%くらいかな)飛行機や新幹線で来た参加者はレンタカーを借りていました。ちなみに函館はビジネスホテル、レンタカー屋さんはいっぱいあるので宿の心配はないです。
函館のホテルチェックインは金曜日の深夜2時過ぎ。ビジネスホテルなので深夜で問題ありませんでした。
金曜日はみんな合流して受付と車でコース視察。受付会場は北斗市の文化会館。駐車場にはアイアンマンエキスポやキッチンカーも多数。かなり混み合っていました。
アイアンマンといえばこれ↑参加者全員の名前があります。暇な方は探してみてくださいw
オフィシャルグッズのTシャツやトレーナーなども売っていたんですが、ほとんどすでに売り切れていました。ほしい方は前日から来て購入をおすすめします。
↑アスリートブリーフィング会場、パンパンで地べたに座る方、立ち見もいっぱいいました。IMどら焼き美味しいです。初回ということもありいろいろ時間変更がありました。
ゴールも見物。さすがアイアンマンゴールはカッコいいですね~ 無事みんなここに帰ってこれることを祈ります。
土曜日 バイクチェックインと試泳?
9時から試泳の予定でしたが、昨日の説明会で時間変更があり16時からだったかな?に変更。夕方(しかも波あり)に泳がないでしょってみんな言ってました。と言うことで試泳は今回なし。スイムコースはチェック、水は濁っているぽい。水温は思っているほど冷たくはありませんでした。
レース前日土曜日はバイクチェックインとバイクギアの預け(北斗市スタート地点)もあります。更にトランジション2の木古内町にもランバックを預けます。車で行ったり来たり。意外と距離があるので大変。車必要です。一応シャトルバスもあります。
↑写真ジェロニモ大塚さん いつもありがとうございます! バイクチェックイン
夜から朝にかけて雨予報なので、バックは雨が入らないように工夫が必要です。それにしてもこのギアバックが小さくてパンパン。すでに準備段階で少し破れてテープで補修してます。本番破けてパニックになっている方結構いましたね。なんでこんなに小さい!?
レース当日は3時起きなので寝れないですが19時にはベットに入り寝ます。
日曜日 レース当日6時30分スタート!
レース当日は夜からしっかり雨。この雨は5時には止み暑くもなく曇りで最高のレースコンディション。
バイクの最終チェックと補給食の準備。緊張が高まってきます。
スタート前の試泳で初めて北海道の海に入ってみる。この日はちょうど干潮、100m以上先まで浅瀬が続きます。風はそこまで強くないですが、風向きが悪く波が高い!高いと個人的にテンション上がるんですが泳ぎづらいのはもちろん相当遅くなります。しかも荒れているので海が茶色い…参加者みんな北海道はもっときれいなイメージをしていたらしいんですが、今年一番の濁り。沖に出ると少し良いですが基本濁ってました。ちょっと残念。
↓写真はスタートから多分50mくらいのところ。この状況で沖に出るのが大変なんですよ。
緊張のスイムスタート!3.8Km
スイムは15人くらいのローリングスタート。私はチームメイトのこうのさんと一緒にスタート。スタートしても100m荒波に揉まれてあるくので、会話しながらマイペースにいきます。
今回は波が高いのもありますが、ブイが全く見えませんでした。ちゃんと確認するにはヘッドアップを高めでしっかり見ないと見えませんが、基本的にブイも少なくブイの形も低いので全く見えませんでした。センターロープなどももちろんないので周りや前の人に付いて行く感じでしたね。おそらく横に広がっていたので、バトルは一切ありませんでした。
コースコンディションは悪かったですが、いつも通りスイムは頑張らずマイペースに上がれました。苦手なスイムですが大会によって特徴があるので毎回楽しいですね。
スイム: 1:26:31 (2:17ペース) エイジ 89位/175人 総合 575位/1310人
トランジション1
スイムから上がると砂の上を走り、バイクで使用するマイバックをラックから取ります。
着替え用のテントはありましたがめちゃくちゃ混んでいるので、裸にはならないので外でウェットを脱ぎヘルメット、シューズを履きます。地面は土ですが雨が降ったせいもあり周りはグチャグチャでかなり汚れました。ヘルメットな入っていた袋に脱いだウェットスーツやゴーグルなど入れて預けます。この袋がまた小さくてウェットも詰め込んで少し破けてギリギリです。完全に破けてる方もいましたね… 来年はもう少し大きくしてください。
バイクは問題なくピックアップして、長い180.2Kmスタートです。
T1: 5:03
今回一番キツかったバイク…
バイクは180.2Kmと一番距離も長く、時間も長い種目。個人的には3種目の中でも得意としていて、ここで順位を上げていく作戦です。
今回のコースはコース全体の95%は無料の自動車専用道路「函館江差自動車道」を完全通行止めして使用した安全で開放的なコース。当初はほぼフラットを想像していて、標高差もそんななくゆるいな~なんて思っていたら実際はなかなか足を使うハードコース。
下見で数回通っていて、みんなで「これ予想以上に厳しいコースじゃない?」ってなってました。特に中間位にあるエイドステーションで北斗茂辺地ICを一度海の近くまで降りて、またコースに8%の登りを登って高速道路に復帰するのが4回あるので、登りが嫌いな私はここで大失速w
メインのコースもフラットかと思いきや1~3%の長い直線が続き、本当のフラットはほぼありませんでした…
前半はいつも通り飛ばして、チームメイトのライバルであるスイムで先にいかれたフルヤマさんを抜かします。(これはいつもの展開目安にもなります)
中盤このペースだとランもたないなと思いペースを少し落とす。バイクコース的にはフラットと登りがはっきりしている佐渡のAが楽しくて好きですね。ただ、佐渡みたいに暑くなく終始曇りでかなり走りやすい天候でした。北海道の気候は最高です。
自動車専用道路は路面はほとんど良くて広くて走りやすいんですが、応援ができない場所なのでそこが残念かなと思いました。応援できる場所は基本バイクスタートとバイクゴールの少しだけに限られてました。
↑こうのさん、スピコン調子いいそうですよ。
↑バイクゴール1Kmくらい手前。いつもの通り最後にライバルフルヤマさんに追いつかれランデブー写真w(ドラフティングはしてません)。そのまま仲良く2人でトランジション2へ。いつも通りならランでシノハラは激落ちです…
バイク: 6:05:01 (平均29.59Km/h) エイジ 48位/175人 総合 242位/1310人
トランジション 2(ゴール地点)
トランジション2へはフルヤマさんと一緒にたどり着き、バイクをラックに掛けランバックを取りテントもありましたが外のイスに座りながら準備。ここでもヘルメットが小さい袋に収まりきらなく手こずり時間がかかって袋が破けながら預ける。本当に大きい袋にしてください。
T2: 5:57
最後のラン(フル42.2Km)
ランはもちろん180Km走ったあとのフルマラソン。よく考えるとやっぱりおかしいですねw
今回のコースは14Km3周する基本フラットなコース。トランジション2(ゴール)の市街地からちょっと里山な感じの山の方をぐるっと回ってくる自然が多く、一箇所だけ少し登りはありますが走りやすいコース。沿道の応援はゴール付近しかい
スタート時は曇りで気温も暑くなくちょうどいい。日が暮れて夜になれば逆に寒くなるので、時間帯によっては防寒具も必要になってきます。2週間前の佐渡とは大違い。
私は補給のジェルなどは基本自分で持っていきます。エイドでは水分だけいただいています。エイドはちょうどいい間隔でありました。
佐渡Aの場合最近は暑すぎてエイドでしっかり補給して体を冷やすなどして時間を使っていましたが、今回はエイドでも時間を使わずできれば歩かないで走り続けようと言う作戦。
やっぱり気温がちょうどいいのでいつもの佐渡より全然走りやすい。
フルヤマさんには追いつかなかったですが、チーム全員出会えたのでお互いパワーもらえた。
ラスト一周で日が暮れ始めて薄暗くなってきて、完全に暗くなると流石に気温も下がり少し肌寒くなりました。
ランはエイド以外は遅いですが歩かず走れたので良かったです。
ゴールはアイアンマンらしさが出ていて、ライトアップされ盛り上がっていましたね。
↑私のゴールです。この瞬間のために頑張っているようなもんですね。応援もありがたいですし、ボランティアの方にも本当に感謝です。アイアンマンの制限時間は長く、今回はなんと夜の24時まで!関係者の皆様本当にお疲れ様です。この日の最終ゴールの方は23時45分くらいだったそうです。
私は6時30分過ぎスタートしてゴールのときの時間は19時08分。
ラン: 4:49:36 エイジ 75位/175人 総合 498位/1310人
トータル: 12:32:06 エイジ 57位/175人 総合 316位/1310人
全員ゴール!We are IRONMAN !!
ゴールしてからはゴール付近でチームメイトのゴールを待ちます。
ゴール後は体が冷えてきて一気に寒くなりました、薄いジャケットを羽織っても寒い… あまりにも寒いのでトラッカー(選手位置情報)をチェックしまだまだゴールには来ない感じだったので、お腹も空いてたので近くの食堂へ避難。さすが北海道ここまで寒いとは思っていませんでした。来年以降出場する予定の方はしっかりジャケットなど持ち込みましょう。
そして、ついにチームTRIP初めてのロング3人も全員ゴール!全員、念願のアイアンマンになれましたね。
ゴール後はバイクを回収しようとしたんですが、できない?時間(21時まで)は問題なかったんですがもう終わりです…?しょうがないので明日朝一の回収になりました。
フリーデー?月曜日
レース次の日はフリーデーの予定だったんですが、バイクとギアバック回収があったので朝一車で取りに行きました。
案の定駐車場は一杯で渋滞していたので、少し離れた臨時の駐車場に止めてバイクを回収。
ここで4種目目wのゴルフ組と表彰式とフリー組に分かれて行動(心のトライアスリートは4種目目のゴルフも本気ですw)。私は表彰式とワールドチャンピオンシップのロールダウンセレモニーを見物。セレモニー会場のすぐ隣では地元名産の屋台やアルコール類など出店していて、その中の一つが私の高校時代の部活の先輩がいたのでビールを奢っていただきました。先輩とはまた夕方会う約束をしてビール片手にロールダウンセレモニーへ。
今回は男子がフランスのニース。女子はKONAになります。最後キャンセルが出て回ってきたKONAをゲットした女性の方は泣いていました。今まで努力しているのはわかるので最高でしょうね。ちなみにこの場ですぐにクレジットカードでエントリーになります。ちょうど前に座っていた方がニースゲットしてエントリー費を聞いたら、日本円で24万円くらいだったと思います。エントリーだけですよ…高いですがこれに出るために頑張っている方も多いですからね。私もKONAは行ってみたいですがまだまだこんな力だとだめですね。
初めてのロールダウンセレモニーでしたが、いろいろ考えることはありますね。みんな世界戦をゲットするために本当に頑張ってきてるんだなと。感動もあります。
お昼は函館駅の市場へ。たまたま入ったところがアタリでした。海鮮丼を注文したら小皿がいっぱい出てきて大満足。
やっぱり海鮮系は間違いなく美味しいです。
夕方には地元の先輩と会って、観光名所を案内していただき、美味しいビールまでいただきました。函館は観光名所も多く、美味しいものもいっぱいで間違いなく楽しいです。
夜はみんな集まりジンギスカンで打ち上げ!函館はジンギスカンも美味い。今回も本当にみんな最後まで頑張って、とにかく楽しかった。
無事帰宅 火曜日
安全に家に帰るまでがアイアンマン。
火曜日は朝一のフェリーでハイエースを運転して無事神奈川まで帰ってきました。
体は少し疲れていたんですが、帰りは渋滞もなく行きよりも順調に帰ることができましたね。
来年のアイアンマンみなみ北海道は2025年9月14日開催決定。(すでにエントリーは完売してます)
私は1週間前の佐渡国際トライアスロンがメインになるので、2025年は北海道には行きません。日程やコースなどのアドバイスはできますので不安な方はシノハラまでお問い合わせください。