トリップサイクル篠原です。今回は私がいつも使っているツールボトルの中身を公開したいと思います。ロードバイク初心者や中級者も役立つ情報が多分(笑)満載だと思うので、よかったら参考にしてみてください。
最近はほとんどボトルケージに入れるタイプのツールケースを使用しています。大きさはほぼ通常のボトルと同じくらいです。
パカッとあけるとこんな感じ。ちょっとチューブが太くて(32C対応)、右側のチャックが閉まんないんですけど…これでもちゃんと収納はできます。通常のサイズ(25C)用だと、余裕でメッシュのチャックが閉まります。全部取り出すと、意外と出てきますよ。
アイテム数は8つですね。一人でサイクリングなどする時はこれだけです。あと所持するのは、小銭入れとスマートフォンくらいで、基本的にバックパックは持ちません。
あと、お客さんや友人と走る機会がほとんどなので、一緒にサイクリングしている方がトラブル起こっても対処できるようなアイテムにもなっています。二人以上で走行するときはこのツールケース+小さなバックパック(スペアチューブ、CO2ボンベ、ファーストエイドキッドなど)を持ちます。
それではどの時にどのようにして使用するのか、見ていきます。
携帯ポンプはお気に入りのボントレガー「airrush」。このポンプの特徴はCO2と手動のハイブリットタイプなので、万が一CO2ボンベがなくなってもハンドポンプで入れられるので安心。ちなみにCO2は5秒で110PSIまで入れられ、早い、高圧、楽。ハンドポンプは時間かけて頑張れば80PSIですね。遅い、低圧、手が…。おすすめはもちろんCO2です。よく怖い、できないなど聞きますがパンク修理講習会で、使い方の説明、実践練習も行っているので申し込んでみてください。残念なことにこのエアーラッシュは現在生産終了してしまったので、ハイブリッドタイプが気になる方はこれに変わるものをおすすめします。
次はこちら↓
スペアチューブ1本。スペアチューブは必ずビニール袋かサランラップに包んでバックに入れましょう。裸でいれると劣化が進むのと、振動などで擦れて新品でも穴があきます。あとディレーラーハンガー。これです↓リアの変速機が固定されている根元の黒い部品。この部品はディレーラーにある程度の衝撃が加わると曲がるようにできていて、曲がってしまうと変速の調子が悪くなり、最悪ホイールに絡みこんで走行不能になることもあるので、異変を感じたらすぐに購入店で見てもらってください。
ハンガー曲がりはサイクリング中よくあるトラブルの2位(1位はパンク篠原調べ)にくるので、必ず自分のバイクに合うものの予備を持っていてください。交換も簡単で価格も2000円前後なのであって損はないです。私は、一つはTREKのバイク60%くらいカバーできる専用のハンガーと、もう一つは応急処置にはなりますがクイックレバータイプでどのブランドでも使えるタイプです。よく見るとわかりますが、使った形跡があります。そうなんです、サイクリング中にバイクを倒したり、輪行中にディレーラーをぶつけて曲げたりと実際結構多いんです。持っていない方はすぐにゲットしましょう!
小さい部品はミッシングリンク(チェーンをつなぐ部品)です。トラブル第3位はめったにないですがチェーン切れ。11S専用品になりますが切れた時につなぎ直す部品になります。これがなくても応急処置的に裏技でつなげることも可能ですが…小さい部品でかさばらないのでいざと言う時は役立ちます。ただ、基本的にしっかり定期的に整備された自転車はほとんどチェーンが切れることはないので、一般的には持たなくていいと思います。
最後になりますが、携帯工具ですがトピークのタイヤレバー、チェーン切付きコンパクトツールです。これも昔から(15年前)使っています。多分これは4つ目?かな。これがあれば一通り(専用工具以外)整備はできます。先ほど言ったように一般の方はチェーン切機能はいらないでしょう。大きくなって、重くなるのでいりません。実際、いざと言う時使い方もわからない方が多いかと…最低限六角のレンチ4mm,5mm、+ドライバーが付いているタイプでいいと思います。
本当の最後ですが多分一度は目にしたことあると思いますが、ビクトリノックス(スイス)のポケットツール。これTREKのロゴ入りでお気に入り。ちなみに売ってません、非売品です。一応通常モデルであればお取り寄せできますが、これも一般的には必要ないと思います。一番使うのがピンセット、パンクした時の刺さり物がとりやすいです。一番使うと言っても今まで1,2回しか使ってません(笑)いつかもっと活躍する日が来るはずです。
これで全部。基本的に今回紹介したのが標準装備です。大勢の時、ロングライドの時はプラスアルファ、バックパックに詰めます。バックパックの中身も今度紹介できたらしたいと思います。
私のツールケースのテーマは「何があっても(メカトラブル)走って帰ってこれる」です。大抵のメカトラブルは何とかなります。修理、応急処置は得意です。仕事なので当然ですね(笑)
今回はロードバイクのツールケースの中身でしたが、自転車のジャンルや走りのスタイルなどで持つものはもちろん変わるので、最低限何を持ったらいいかなど、わからないことは気軽に聞いてください。
トリップサイクル 篠原