新型マドン「TREK MADONE SLR Gen7」 をインプレッション!※追記:DHバーをつけてみた

こんにちは、店長シノハラです。

今回は新型MADONE SLR(Gen7)を購入したので、早速乗ってみました!

まだ長い距離は乗っていないですが、簡単に特徴をまとめてみました。

 

乗ったときの第一印象

まず最初に乗ったときは「軽っ!!」って感じました。

実際の重量は写真の仕様でペダル無しの状態で7.4Kg。フレームサイズ54cm、ホイールはAeolus RSL51、コンポーネントは基本UltegraでクランクだけDURA-ACEに変えています。

前マドンに付いていたIsoSpeedはなくなった分、フレーム自体の重量は軽くなっています。

クランク周りを見ると明らかにボリュームアップ。

MADONE SLR BB周り

 

このボリューム感どこかで見たような…

SPEED CONCEPT SLR BB周り

 

新型マドンのフレーム形状が一部かなりスピードコンセプトに近くなって、形状からも空力性能が良くなったのがわかります。

BB周りのボリュームアップにより効率よくパワーが伝わっているのと、リア三角フレームもIsoFrowのアーチがしっかりしているので剛性も高くなっていると思われ、明らかにパワー伝達が早いですね。

普段からスピードコンセプトに乗っている私はフレーム自体の硬さは一切感じなく、軽快感が思っていたよりかなりいいな~と思いました。

 

IsoFrowテクノロジーでエアロも良い

何と言っても、このマドンの特徴的な「IsoFrowテクノロジー」。

見た目はインパクトあって良し!いかにも最先端って感じで好きです。

前マドンはこの場所に路面の振動吸収IsoSpeedがありましたが、今回は穴ができましたね。

IsoFrowは空気の流れを良くするだけでなく、路面の振動も吸収するようです。

逆にIsoSpeedがなくなって、乗り心地がやおしりの安定感がなくなるかと思いきや乗ると意外と滑らかに進んでくれます。

最近はホイールやタイヤの性能も上がってきているので、これだけでも乗り心地やスピードアップにもなりますね。

今回ホイールはボントレガーのトップグレードAeolus RSL51をチョイス。

踏み出しの軽さは高評価だったので、私が気になるのは巡航性能。

ストレートの巡航はスピードコンセプトにはかないませんが、前マドンより数値的にも良くなりました。

ホイールは62mmと75mmも持っているので今度試してみたいと思いますが、新型マドンには軽快感も出してほしいので一般的には50mmくらいのリムハイトがおすすめです。

 

 

新型マドンはオールマイティー?

マドンのイメージとしてはレース用、平地、ハイスピードロードって思う方も多いと思います。

しかし、今回の新型マドンはヒルクライムもガンガンいけそうですよ。

低重心化で更に上のハンドル、サドル(Aeolus RSL 142g)も軽くなっているので、ダンシングしても軽くて反応もよくドンドン進んでいきます。ビックリですよ。

数名の方が試乗していますが、みなさん第一声は「軽っ」です。

しかしヒルクライムに特化したいのなら、やっぱり軽いエモンダがベストです。

ハンドルは一体化で軽量に。形も最新の設計になっており、流行りのポジション(ハの字)で組んでみましたw

個人的にはかなり握りやすく、エアロポジションもとりやすくていい感じです。

ハンドルサイズは400mm。ただしブラケット部分は370mmで下ハンが400mmとなります。

あとは、長距離乗ったときどうなのか?今後乗って検証してみたいと思います。

今のところ新型マドンはレースやスピードだけでなく、ヒルクライムも使えて、乗り心地もいいので一般の方のサイクリングにもおすすめです。

あと、オリンピックディスタンスやアップダウンの多いコースなどトライアスロンにも最高だと思います。

ちなみにステム一体型のカーボンハンドルにはDHバーは取り付けはできません。

専用ステムか一般的なステムと、ノーマルハンドルを組み合わせればDHバーを取り付けすることができます。

 

あとは、価格の問題ですね…

こちらのマドンは試乗もできますので、希望の方は前もってご連絡ください。

 

※追記:DHバーを付けてみた!

店長シノハラの2023トライアスロン出場予定は5月館山、6月五島A、9月佐渡Aは確定。

五島は初めてで平地はないよと聞いていたので、スピコンか軽量のマドンか迷っていたところ、お客さんが「新型マドンにDHバーを付けたら、トライアスロン最強じゃない」と一言。

確かにその通りと思い、早速取り付け。

取り付けに必要な部品は以下

1.普通の丸クランプ型のドロップハンドル → ボントレガー「Pro IsoCore VR-SF 380」軽量で振動吸収が良い

2.DHバー →プロファイルデザイン「Supersonic/Ergo+/4525SLC」PDは種類も多く調整も簡単

3.ステム → TREK RCS Pro Integrated Stem(普通のステムでもOK)RCSは見た目スッキリ、マドンにおすすめ

4.ステムに対応した専用ヘッドスペーサー一式

5.シマノエクステンションバー用スイッチ(SW-RS801-E)← 付けなくても問題ない

6.バーテープ

今回はこれらを使用してDHバーを取り付けてみました。

 

プロファイルデザインのアームレスト「ERGO+」は快適性バツグンにいいです。

 

見た目が美しいRCSステム。ヘッドセットスペーサーもこれに対応したのに交換です。

 

RCS ProステムにはBlendr Duo Baseが付属します。上はGARMINマウント(別売り)、下はライトブラケット(別売り)を付けてスッキリ中心にまとめました。

ブレーキホースは本当はもう少し短くするとかなりきれいになるんですが、またハンドルとか交換する可能性もあるので長めになっています。

 

レースに出るなら絶対あったほうが良い、バースイッチ。

スピコンみたいにバーの先端に入れるタイプ(SW-R9160)でも良いんですが価格が高い。

いままでスプリンタースイッチと呼んでいたバージョンに、DHバー用(SW-RS801-E)が新発売!しかし、まだ入荷予定はなく11月以降…

どうしてもスイッチは付けたいので、スプリンタースイッチ(SW-RS801-S)をケーブル延長して取り付けました。

取り付ける場所も好きなところに付けられるので、ストレス無く押せます。

 

出来上がり!!

早速乗りましたが、かなり調子いいです。通勤時間最速タイム更新してしまいました。

スタートの出だしと、上りは完全にスピコンよりいいです。(あたりまえw)

マドンの巡航もいいですが、ストレート、平地区間が長いと絶対スピードコンセプトです。スピコンの方が体を休めることができますね。

とりあえず、五島トライアスロンはこの仕様で行ってみます。試しに館山もこれで行きます。

また実践レポートは書きたいと思います。

 

 

 

ラインナップ

Madone SLR 9 AXS Gen 7 ¥1,880,890~

Madone SLR 7 AXS Gen 7 ¥1,529,990~

Madone SLR 6 AXS Gen 7  \1,314,390~

Madone SLR 9 Gen 7           \1,770,890~

Madone SLR 7 Gen 7           \1,336,390~

Madone SLR 6 Gen 7           \1,243,990~

Madone SL 6 Di2                 \819,390

 

世界で1台のオリジナル自転車が作れるカスタムオーダー「Project One」もMadone SLR対応しています。

詳しくは下のリンクをチェックしてください↓

https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/project-one-builder/#/9755-9910

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