トリップサイクルの篠原です。久しぶりの更新です…
2022年に8年ぶりの新型になったTREKのトライアスロンバイク「Speed Concept SLR(スピードコンセプト)」を2月から乗り始め8ヶ月、今年は横浜トライアスロンに始まり諏訪湖トライアスロン、佐渡国際トライアスロンAタイプと横須賀~大阪500Kmライド、乗鞍ヒルクライムとほぼオールジャンルを新型のスピードコンセプトで走り込みました。(通常500KmとかTTバイクでは走りません (笑)
今回のブログは旧型も4年間乗ってきて、新型との違いや良くなったとこなど紹介していきたいと思います。
超軽量OCLV800カーボンで軽量化でエアロ効果も過去最高
TREKの最高グレードOCLV800カーボンフレームになり剛性は上がりながらも、車体全体が軽量化になりました。
旧型のスピードコンセプトはOCLV500カーボンでした(初期の頃はOCLV700もありました)。
レースでフル装備すると普通に10Kgオーバーしていましたが、今回はフレ装備で9kg台で明らかに軽くなったのはわかります。
最近のトライアスロン大会は普通にヒルクライムも多くなってきているので、やはり少しでも軽くなると嬉しいです。
実際乗鞍にヒルクライムに行きましたが、わたし的には新型スピコンでも普通にガンガン登れました(遅いですが…)。この日は100人以上のサイクリストで賑わっていましたがTTバイクで登っているのは私だけだったと思います(笑)。
ヒルクライムのポイントとしては車体は絶対低重心化することです。TTバイクだとよくDHバーの間にボトルを置いたりしますが、できれば上りのときは外すかボトルは空に近いほうが絶対有利です。佐渡トライアスロンの時もZ坂と最後の小木坂はなるべく上を軽くして登ったほうが良いです。平地はそのあたりは気にしなくていいですね。
剛性感はホイールの種類によっても変わるので、なんとなく違うかなというのはわかりますがトライアスロンではそこまで気にするとこではないかと思います。旧スピコンもフレームバランスは良くて気に入ってました。
もちろんエアロ性能も過去最高レベル。私の感覚からは時速32Km以上の巡航は少し楽になった感じです。実際2022 KONAアイアンマン世界選手権で総合2位のサムライドロウがバイクは過去最速タイムを叩き出したのがこの新型スピードコンセプトになります。
乗り心地が圧倒的に良い「IsoSpeed」
トレックのドマーネシリーズで好評の「IsoSpeed」が新しく採用。
IsoSpeed(アイソスピード)とは路面からの衝撃や振動を和らげる機能。
これをリアのサドル下あたりのフレームに採用することで、路面からの突き上げ感が激減!おしりが暴れにくくなりペダリングが安定します。更には長時間乗っていても体のダメージが少なく快適です。
実際横須賀から大阪まで500Km新型スピコンで走り、ドマーネのようにお尻や足の安定感は良かったです。しかし、ハンドル位置は低めに設定しポジション的には手に負担がかかるので500Kmなどの長距離ライドは普通のロードバイクが良いです(笑)。ただ旧スピコンだと明らかに突き上げ感が強く「The TT Bike」だったので、比較的楽に大阪まで完走したのはIsoSpeedのおかげです。いろいろ無茶してるように見えますがあくまでもテストです…
トライアスロンのミドルからロングなら絶対に有效です。体のダメージも少なければその分ランも楽になるのは間違いありません。
ストレージの収納力が効率がよく最高
トライアスロンバイクはストレージ性能も重要。新型スピードコンセプトは旧型に比べると収納力300%アップ!?
旧型は正直専用のトップチューブBOXはいろいろと使いにくかったです。ジェル2個までならオリンピックディスタンスならありです。それ以上詰め込むと走行中に落ちることがあるのでロングなどのときは大容量のバッグをつけていました。
新型スピコンはトップチューブのフレーム内に収納できるようになっており深さもあり、見た目以上に中は大きいのでロングでも対応できる収納力になってます。しかも走行中飛び出すこともなく、出し入れもスムーズ。
私は佐渡トライアスロンのときはエネモチ3個、ジェルを2個とその他少々を詰めました。ジェルだけだと最大ジェルだけだと8個くらい収納できます。収納しきれない分はウェアのバックポケットに収納。
そしてパンク修理キッドですが、フレームダウンチューブ内に納めることができます。私のキッド内容ですがライトウェイトチューブ、タイヤレバー、CO2ボンベ、CO2インフレーター、コンパクトマルチツールを収納。この収納BOXにはバルブエクステンダーを交換するときに使用するバルブツールもついているので、いざという時は便利ですね。一番いいと思ったことは収納する場所がフレームの下、BBに近いところになるのでここに全部収まれば低重心化にもなりいい事だらけです。
専用ウォーターボトルが使いやすくスマート、エアロ効果も抜群
DHポジションのまま水分補給できる専用の「BETWEEN-THE-ARMS ボトル(BTAボトル)」(別売り)がエアロ効果はもちろん、スマートで見た目もかっこいい。そしてストロー先端はロック機能も付いておりこぼれることもなく、軽く水吸えて飲みやすい。容量は約770ml入ります。
もし今まで使用していたボトルが使いたい場合や普通のボトルケージを取り付けて使いたい場合は、別売りの「Round Bottle BT Cage」で使用できます。
合わせてダウンチューブにある三角の「ダウンチューブボトル」を使用することによりエアロ効果も高まります。このボトルは直接飲むこともできますが、微妙に飲みにくいので上のBTAボトルの補充用として使うのがベストです。容量は約700ml。ダウンチューブボトルを外せば通常のボトルケージを2個フレームに取り付けることも可能です。
私の場合、オリンピックディスタンスの水分補給はBTAボトルのみ、ダウンチューブボトルは空にするか暑いときはかけ水用にします。ミドルはコースにもよりますがBTAボトル+ダウンチューブボトル。ロングは大会にもよりますが、佐渡みたいにボトルで受け取るときはBTAボトルとダウンチューブボトルを外して普通のボトルケージを2個とサドルの後ろにも1個付けます。水分補給などは個人差があると思いますので、いろいろ試してください。とにかくさすがTREKよくできています。
やっぱりディスクブレーキは安全で楽
トライアスロンはコースによってはブレーキはほとんど使いませんが、基本的には練習は信号の多い公道、最近はコーナー、ヒルクライムも多いコースが多いのでディスクブレーキがおすすめです。特に女性は手が小さく握力も少ないので絶対おすすめです。引きの軽さと制動力が高いので、軽く握っただけでスピードがコントロールできます。
通常油圧ディスクブレーキですが、私はテストもかねてMade in japanの「EQUAL」機械式(ワイヤータイプ)を使用しています。Made in japanだけあって、作りから性能までよく考えて作られており、引きも軽くて制動力は油圧式と変わりません。ただ、ワイヤーが伸びてくるのでこまめに点検調整は必要ですね。その分油圧式のほうが普段のメンテナンスは楽だと思います。
ディスクだとエアロ効果が落ちると言われていますが、そこよりもフレームやホイールが進化してきているので安全なディスクブレーキを選ぶのは必然です。
と、新型スピードコンセプトSLRはすごく良くなったのはわかってくれたと思います。
私は身長175cmでフレームサイズはMです。少し小さめですがポジションの調整幅は問題なし。
サイズ感などもっと詳しく知りたい方は篠原までお問い合わせください。
TREKのSPEED CONCEPT SLRのサイトはこちら↓
そして、2019年から今回3年ぶりの佐渡トライアスロンでしたが、結果から言えばスイムだけ海で毎週練習していたので20分縮めて、バイク、ランはタイム落としました。原因はコロナ禍でレースがなくなってモチベーションが上がらなく(言い訳w)、食べるだけ食べてw体重10kg弱アップ!完全な練習不足です… 完走目的で出場しました。
個人的な来年の目標は2023東京マラソンをサブ3.5!そのままミドル、ロングメインで過去最高の年にしたいと思っています。もちろん佐渡もリベンジ!!マウンテンバイクも乗るよ。