2021年CJ富士見パノラマDH開幕戦にトレックの新型スラッシュで行ってきました。史上最悪のコンディションで波乱あり… 全日本チャンピオンもGET!!

2021年7月3日(土)に長野県富士見パノラマで行われた、日本マウンテンバイクシリーズ戦「Coupe du Japon(CJ) 富士見パノラマ」に篠原エリートクラスで参戦と女子エリートチャンピオン岩﨑選手のサポートしてきました。私が参加している種目はダウンヒル(DH)、他にはオリンピック種目にもなっているクロスカントリー(XC)もありますが、登りがめっぽう弱い私は下りに専念しています(笑) ここ最近はコロナなどの影響でDHレースが激減。今年はDH公式戦は富士見と全日本選手権のたった2戦のみ… しかし、ENSや草レースなどはここ最近人気で増えてきているので、レースの雰囲気を味わいたいならENSなどがおすすめです。

 

7月2日(金)が公式練習日、3日(土)が予選、決勝となります。天気は木曜日から雨予報、(実際は木曜日曇り時々雨、金曜日豪雨、土曜日快晴)今回はこの天気が大きく成績に影響を与え、過去最悪、地獄のコースへの始まりとなりました… 私は雨やドロドロコンディションは好きでレースでは荒れてほしい派なので、当然この天気はチャンスだと思っていました。普段はもちろん晴れてるほうが楽しいですよ。今回のコースは今までと全く異なる「ブルーホーネット」をメインで使用。ブルーホーネットは普段ならジャンプやコーナーが続く気持ちいいコースなんですが、この天気でコースは変貌…

今回私の目標は予選通過(30位以内)。女子岩﨑選手はもちろん優勝。

 

TREK SLASHカーボン ゴンドラ内

 

バイクは普段(ダウンヒルレース)ならトレックのダウンヒルバイク「Session(セッション)」ですが、コースが長く漕ぎが多いのでおろしたての「SLASH(スラッシュ)」で参戦!!スラッシュはとにかく漕ぎが軽くよく進む、そしてダウンヒル性能もセッションに劣らない性能。最新バイクは本当にすごいなと思います。ゲレンデダウンヒルなど楽しむならオールマイティーに扱えるスラッシュがおすすめです。上の写真は手前がお客様のスラッシュカーボン、奥のリアフェンダーがついたのが私のスラッシュ。2台ともカッコいい~。

私は木曜日入りでお客さんとファンライドしながら練習。1本目はブルーホーネットは閉まっていましたが、2本目以降はコースオープン。この日が今シーズン初ブルーホーネットだったので練習を兼ねて繰り返し走りラインなど確認します。この時は滑りますがまだ普通に走れてました…

 

そして、地獄への入り口2日(金)(笑) 終始土砂降りの中練習。もちろん上下カッパ着用で、バイクもドロドロです。午後辺りからこのコースヤバいんじゃない!?雰囲気が出てきます。コースは徐々に溝が多くなり田んぼ状態に… 正直覚悟はしていました(去年のENSも同じコースで同じ状況でした)が、まさか常に漕がないとバイクが停まってしまう状況になるとは。まだ雨が降り続いていたので、走れるラインはそれなりに残っていました。

 

タイムドセッション ゴール後

 

 

午後の最後にはタイムドセッション(目安となるタイム計測会)。参加しない方も多いですがこの状況だと全くタイムの目安がわからないので、アタックしてきました。作戦は80%位で漕いで流れよくミスなく終わること。結果12位!!(37人中)。これは行けるか(決勝進出は予選30位以内)ムードが漂いますが、決勝には簡単に残れないことはわかっています。しかし、コースの状況が悪くなればなるほど、自分の得意な展開に持ち込めると思っていたので、明日も荒れてくれないかなと願います。女子はチャンピオンの貫禄で余裕で1位。

 

3日(土)予選、決勝当日。天気は昨日とは打って変わって快晴。昨日の状況から快晴になると路面がどうなるかといいますと、最悪の地獄沼になるんです(笑)。ダウンヒルレースをやっている人ならみんな知ってます。こねられた泥はそのまま半乾き状態になり、タイヤやフレームに泥がどんどんくっついていくんです(車体重量+5Kg以上)。一本目の練習走行、案の定スタートからバイク全然進みません。コースの8割が田んぼ状態でジャンプするリップ(飛び出しの登り2mくらい)も全力で漕がないと登れません… ジャンプコースなのに一切ジャンプできません(笑) 一緒に走っている岩﨑選手も途中待っても待っても来ません。私はなんとかゴールまで走り切れましたが、ライダーのほとんどはゲレンデ(コース外)を下ってきたそうです。とりあえず洗車とセッティングで練習は1本で終わり、てかあんなとこもう走りたくありません(笑) 泥詰まりしやすい、フロントフェンダーを取り外し(リアは問題なかったので装着したまま)、前後空気圧を2.0BAR(普段は1.5前後)まで上げ転がり重視! ほとんどタイヤが10cm以上埋まるのでグリップとかもう関係ありません(笑)

 

予選。作戦は全力で漕ぎ切る。コースは練習の時よりもさらに悪化し、大きなミスはなかったものの1回押して歩くことに… 結果23位(47人中)!!初決勝進出です。決勝はすぐなので洗車して整備、そして前後タイヤ空気圧を3.0BARにアップ!!!(通常マウンテンバイクだとありえない空気圧)

 

決勝は少しでも転がるラインを見極めながら、ドロッパーシートポストをほぼ上げたまま(笑)全力で漕ぎきることです。スタートして走り出すと、予選とはまた変わっていて路面が固まってきているラインができていたので、予選よりもタイムは上がりました。中盤コーナーで少しでも走りやすいアウトを狙ったら前輪が外に落ちて軽くクラッシュワンストップ、スピードがノッていたところだけにタイムロスは大きかったです。結果20位!!予選より順位を上げてフィニッシュすることができました。もちろん過去最高順位。(密かに10位台を狙っていたんですが…)

 

決勝後。前輪すっぽ抜けて肩から行ってますね(笑)

 

女子岩﨑選手は予選から決勝までぶっちぎりで優勝することができました。この状況でよく頑張りました。

ピンクのチャンピオンジャージがカッコいい!!

 

今回はダウンヒルレース?って思うところもありましたが、こんなコース状況は普通走れないので、いい経験になりましたね。ダウンヒルの次戦は10月の全日本選手権(秋田)で終了。そうなんです、ダウンヒルの公式レースって最近少ないんです。(コロナの影響もありますが…)しかも、全日本の日程が九十九里トライアスロンとかぶっているではないですか。九十九里はエントリー済みなので、私は全日本はキャンセル(日程が変わってくれるのを願います)。今年はダウンヒルのレースはこれで終了となります。ただ、ここ最近マウンテンバイクの草レース的なものは増えてきているので、ENS(エンデューロ)など今年は参戦していきたいと思います。お店でも気軽にワイワイ遊ぶマウンテンバイクチームもあるので、興味のある方はお尋ねください。(決してレースを主体としたチームではありません。トレイルやゲレンデダウンヒルなど走行会あります)

 

2021年7月4日 CJ富士見パノラマ大会 リザルトはこちら↓

http://wakitasoft.com/Timing/Results/2021/20210704_01/

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