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『店長篠原初めてのトライアスロン』 スイム編

トリップサイクル店長の篠原です。
9月24日(土)に千葉の「九十九里トライアスロン」に出場してきました。
この大会は1800人のエントリーがある日本最大のイベントです。
今までロードバイク、マウンテンバイクなどの競技経験はありますが、トライアスロンの参加は初めて。

トライアスロンは3種目(スイム、バイク、ラン)あるので、一気に全部書くと長いので何回かに分けて書いていきます。
今回は準備から最初の競技スイムを中心にまとめていきます。
トライアスロンは素人ですが、これから始める方にも出来るだけわかりやすいように書いていきます。

まずトライアスロンは基本的にスイム、バイク、ランの3種目で構成されます。
距離はいろいろあります。
今回出場した九十九里トライアスロンはショート(スイム1.5Km、バイク40Km、ラン10Km)もしくはオリンピックディスタンスと呼ばれてます。
よく聞くのはアイアンマンレースと呼ばれるロング(スイム3.8Km、バイク180Km、ラン42.195Km)。
完走するとアイアンマンと呼ばれます。日本の大会によっては別の呼び方もあります。
この他、スプリント、スーパースプリント、ハーフアイアンマンなどあります。

今までトライアスロンに興味がなかった私がなぜ?始めたのか。
横須賀にお店を出してから、トライアスリートのお客さんが多くて正直話にも付いていけないのでこれではまずいと思って、3カ月前に勢いで「ポチット」エントリーしてしまいました。
ただここで大問題が一つ。
実は泳げないんです。最初プール行った時は25ⅿ泳げませんでした…
泳ぎ方を知らなかったのです。
しかしエントリーしたからには泳げなければ始まらないので練習です。

幸運なことに私の周りには多数のトライアスロン経験者、水泳の達人がいて、水泳のイロハから戦術など教わりました。
ここですいませんが、お世話になった方に本当に感謝です。ありがとうございます。これからもご指導お願いします。
もう一つ幸運なことはお店から10分位で泳げる場所があったこと。
日本ではほとんどがウェットスーツは着用しなければならないので、海で実践的に泳げる環境が良く、仕事前に泳いでました。
練習は週1、2回プール、海での練習はここ1カ月は天気が悪く練習できなかったですが週1回
位でした。
練習開始から3カ月、25ⅿしか泳げなかった私がプールで40分以上泳げるようになりました。
スイムの予想タイムは40分前後を予定していたので普通に泳げば問題ないだろうと思っていました…

※今回私は3カ月の練習で本番でしたが、スイムは危険を伴うので、初心者の方でトライアスロンをはじめるならできれば1年前から練習を積んだ方が良いでしょう。

私は初心者なので前日の夜に開催される初心者説明会を受けて、受付となります。
ここではトライアスロングッズがいろいろ手に入ります。

私もここで以前から欲しいと思っていた靴ひも(グリーパーレース)をゲット!
(下の写真に写っている靴ひもとは違います。当日早速使って10秒は稼げました)

ゼッケン、スイムキャップ、Tシャツなど受け取ります。

この日は会場近くの宿に泊まり明日の準備です。
宿に着いたのはなんだかんだで22時半位。
トライアスロンは3種目あるので、それぞれの競技で必要な道具や補給食など揃えているといつの間にか時間は24時半。
朝も早いのでこの辺で切り上げて寝ました。

レース当日ナンバータトゥーを腕に張ります。
気持ちが高まりますが緊張は全然してません(笑)

駐車場につき、先ずはバイクの整備、空気の気圧チェックです。

ここはサーフィンの町だけあって、外房は波が高いです。
今回は海ではなく、波の影響が少ない一宮川の河口付近を泳ぎます。

ここからは準備です。トライアスロンやってみて思いましたがやっぱり準備が大変。
初めてのことなので、何をするにも考えて考えて準備するので精神的に疲れます。

トランジションエリアと言って、バイクのスタート地点に全ての道具を揃えて置いときます。

スイムから上がったらバイクなので手前にバイクシューズ、奥にランシューズをセット。
ここでもタイムが加算されるので出来るだけ効率の良い並べ方をします。
各種目で使う補給食も準備。
この日は曇り時々雨で午前中は晴れてましたがこの後は雨予報。
シューズが濡れると気持ち悪いので、セットしたらビニールをかぶせます。

スタートまでまだ時間はあるのでバイクの試走をしてきました。

コースは閉鎖された有料道路を3周回、40Km。
ほぼフラット直線なので初心者には優しいコースです。
ペース配分もしやすいですね。

試走の次は試泳に。

ここがスタート地点去年とは変わり、砂浜からスタート出来ます。
コースは750mを2周回。1.5Km。
ウェットスーツを着用して試泳。
波はありません。少しだけ河口に向かって流れがあります。視界は0m。味はしません(しょっぱくない)。
50m位泳いで、「1.5kmって長いな、本当に泳げるのか?」と今さら思う。
が、「大丈夫、落ち着けばなんとかなる」と心の中で叫ぶ。

トランジションエリアに戻り、スタートまで1時間半位あるので、少しずつ水分補給とバナナや補給食を取り、スタートに向けアップします。
今回のトライアスロンでは約2000kcal消費するので、競技前から競技中まで補給はかなり重要になります。
補給が失敗すると途中で体調が悪くなったり、足をつったりします。
しかし取りすぎも良くないですのでご注意を。

そろそろスタートです。

ここでこのトライアスロン完走者、いろいろアドバイスをくれた神田さんファミリーがわざわざ応援に来てくれました。本当にありがとうございました。

ちゃんと浮くかチェック。大丈夫です。ウェットスーツはだまってても浮くんです。
疲れたら上を向いて休めばいいんです。
スイム初心者はここが重要ですね。
私もそうでしたが、溺れるんじゃないかと思いましたが落ち着いて対処すれば溺れることはほぼありません。
ただ海やプールで練習は必要です。

ここからはすいません。写真ないです。
1800人一気にスタートはできないので、9つのグループに分かれて5分おきにスタートします。
私は第7WAVE、約230人でスタートです。

スタート5分前。
目標タイムは40分切り。
「スタートはバトルになる」と聞かされていたのでなるべく後ろからスタートしようと思ったんですが、スタートラインは水の中にあります。
しかし、ほとんどの人は陸にいて前に行こうとしません。
前が意外とスカスカなのでちょっとでもタイムを縮めようと思い(勝負魂に火が付いて)、いつの間にか結構前に(5列目位)。
この時はまだみんな緊張もせず、DJも盛り上げるのでワイワイと楽しい雰囲気。

スタートして、その状況が一変しました。
バトルです。バトルする気はないですがなってしまいます。240人ですから。
蹴られるは押されるはで普通に泳ぐことが出来ません。体力も奪われます。もちろん進みません。
これが200mは続いたんじゃないでしょうか。
さすがにこの状況はまずいと思って、とにかく外側へ避難。

それでも周りには常に20人はいて、たまにバトルはあるものの段々同じペースのグループが出来てきます。
そのあとは淡々と泳いで、最後は少し気持ちに余裕もできフォームのチェックもできるようになりました。

最後のブイを回ってゴールゲート(スイムの)が見えた時は本当にホットしました。

陸に上がった時は自分の中ではもう本当のゴールです。心の中では「やったー!」と叫びました。
気持ちが一瞬切れましたが、まだあと2種目。
時計タイムは36分。自分の中では思っていたより速いって思いました。
ここからトランジションエリアまで約500m走って、バイクに向かいます。

正直体力的にはこの時点では全然疲れていません。初めてで精神的ダメージが大きすぎです。
スイムに自信がない方は皆さんのアドバイス通り、スタートは最後尾からですね。
これは絶対です。その方がタイム的にも早いと思います。
私もまだまだ初心者ですが、レース中焦らないで冷静になることも大切です。練習でやってきたことを思い出して行ってほしいです。

繰り返し言いますが、出来れば1年くらい練習を積んでからトライすることをおすすめします。
詳しくは私、篠原に聞いてください。

次回バイク編に続く。

SWIM:36分41秒(766位/1272)

 

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